

いまここ遺品整理の白坂です
日頃、遺品整理や生前整理の現場に身を置いていると、引き出しの奥から「何年も記帳されていない古い通帳」が出てくることが本当によくあります。「いつか使うかも」「とりあえず作っただけ」そんな軽い気持ちで放置された口座が、実は今、日本全体でとんでもないことになっているのをご存知でしょうか。
毎年1,200億円以上が「眠り」についている驚くべきことに、10年以上出し入れがない「休眠預金」は、毎年1,200億〜1,400億円ほど発生しています。そのうち、持ち主が現れず払い戻されない分(例年700億〜900億円程度)は、預金保険機構へ移管され、子どもの支援や地域活性化といった公益活動に活用されています。もちろん社会に役立てられるのは素晴らしいことですが、もしそれが「意図せず放置された自分のお金」だったとしたら、少し複雑な気持ちになりませんか?
遺族を襲う「名もなき口座」の悲劇
私が現場で目にするのは、残されたご家族の苦労です。
本人が亡くなった後、整理中に出てきた一冊の通帳。
「中身はいくら入っているんだろう?」「他にも口座があるのではないか?」そう思った瞬間、ご家族には膨大な作業がのしかかります。
金融機関への照会• 膨大な量の戸籍謄本の収集• 平日の窓口への訪問たとえ残高が数百円だったとしても、解約の手間とコストは数万円単位の預金と変わりません。中には、残高よりも手数料や交通費の方が高くついてしまうケースも少なくないのです。
自分のために、そして大切な人のために今年、私は60歳という節目を迎えました。この仕事を始めてから10年以上が経ちますが、改めて強く感じるのは**「口座を把握することは、人生を整えること」**そのものだということです。特に最近は「通帳のないデジタル口座」も増えています。本人がメモを残していなければ、家族は一生その存在に気づくことができません。
今すぐできる「お金の出口戦略」
人生の後半戦を軽やかに楽しむために、まずは以下の3つから始めてみませんか?
1. 使わない口座は、今のうちに解約するメインとサブ、あわせても2〜3つに絞るのが理想的です
2. 「1万円未満」の口座こそ注意残高1万円未満だと、銀行からの通知(はがき)が届かないため、気づかないうちに休眠口座化するリスクが高まります。
3. 銀行名と支店名だけでも書き出しておくエンディングノートや大切なメモに、リスト化しておくだけで家族の負担は激減します。
お金の整理は、決して後ろ向きな準備ではありません。
今ある資産を正しく把握し、無駄を削ぎ落とすことで、これからの人生の輪郭がはっきりとしてきます。「もしも」の時に家族を困らせない、そして自分自身が今を安心して生きるために。今日、引き出しの奥にある通帳を一度チェックしてみませんか?
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