人生の「賞味期限」を延ばす秘策?——70代でゼェゼェ言いながら片付けるより、50代でスキップしながら荷物を降ろすほうが100倍楽しい理由

ものの重さは、心の重さ
いまここ遺品整理 白坂です。

「終活? まだ50代だし、早すぎるわよ」
「体が動かなくなってから、ぼちぼち考えればいいじゃない」

もしあなたがそう思っているとしたら、それは「フルマラソンのゴール直前で、いきなり荷物整理を始める」 くらい、自分を追い込むハードな計画かもしれません。

人生の整理の現場を見てきた私から言わせれば、終活には最高に「身軽になれるタイミング」があります。

それは体力の限界に挑む70代ではなく、実は、まだまだ足取りの軽い50代なのです。

なぜ、今「スキップしながら」始めるのが最強の戦略なのか。その秘密を、脳と心の不思議な仕組みから紐解いてみましょう。

1. 脳内に住み着いた「お節介な親戚」を早期退職させる

私たちの脳は、視界に入る「出しっぱなしの物」をすべて「未完了の宿題」として認識します。

クローゼットの奥で眠る、昔のスーツ。中身のわからない「とりあえず」の紙袋。これらは視界に入るたびに、脳の中で「ねぇ、あれどうするの?」「いつやるの?」 と話しかけてくる「お節介な親戚」のようなものです。

50代は、仕事に家事に、ただでさえ脳がフル回転している時期。

そこにこの「脳内親戚」が四方八方からガヤガヤと騒ぎ立てると、脳のエネルギーはあっという間に枯渇してしまいます。70代になって体力が落ちてから、この元気な(?)親戚たちと戦うのは、正直、息が切れるほどの重労働です。

50代のうちに物を減らすことは、この親戚たちに「お疲れ様でした!」と早期退職を促すこと。 
ノイズが消えて脳がスッキリすれば、残りの人生のパフォーマンスは劇的に上がり、やりたかった新しいことに挑戦する「心の余裕」が生まれます。

2. 「損をしたくない!」という巨大な漬物石をどける力

私たちは、一度手に入れた物に実際以上の価値を感じてしまう性質があります。「高かったから」「いつか使うかも」。 この執着を心に抱えたまま年を重ねると、それはやがて「足元に積み上がった巨大な漬物石」 のように、あなたの身動きを封じてしまいます。

私たちは、何かを得る喜びよりも、失う痛みを2倍も強く感じてしまう生き物。だからこそ、「手放す決断」には膨大な気力が必要なんです。

70代になってゼェゼェ言いながら石をどかそうとするより、気力も体力も十分な50代のうちに、「今の私にはもう合わないわ」と笑って石を放り投げる。 この「決断の瞬発力」こそが、これからの人生の賞味期限をぐんぐんと延ばしてくれる、最大の秘策になります。

3. 「いま、ここ」の運命を愛する舞台をデザインする

ある思想家は、「自分の運命をまるごと愛せ(アモル・ファティ)」と説きました。 終活とは、人生を「畳む」作業ではなく、これからの人生をどう愛でるかを「デザインする」作業です。

50代で始める終活は、いわば「人生のハーフタイムに行う、最高の作戦会議」 。
「どこに何があるか把握できている」 「自分の周りには、今の自分を助けてくれる物しかない」

この確かな手応え(自己信頼)を現役時代に手に入れておく。
すると、老後への「正体不明の不安」は消え去り、自分の人生を自分でコントロールできているという、最強の安心感が手に入ります。

4. 夫婦の会話が「探し物」から「これからの楽しみ」へ

50代で家の中が整うと、不思議なことに夫婦の空気まで変わります。

「あれ、どこにやったの!」というトゲのある言葉が消え、床が見える面積が広がるだけで、心にふかふかのクッションが戻ってきます。 管理されているのは、物だけではありません。あなたの「ご機嫌」もまた、環境によって作られています。

あなたが50代から機嫌よく、身軽に過ごしていること。それこそが、将来、子供たちや家族に贈ることができる、一番温かくて安心な「プレゼント」になるのです。

終活は「今」が、最高の食べごろ

完璧な終活なんて、今日全部しなくて大丈夫。 まずは、引き出しの中の「インクの出ないペン」を一本、感謝して送り出すことから。

「まだ早い」は、実は「今が一番おトクな始めどき」という合図です。 70代の自分に「ありがとう、50代の私!」と感謝のハグをもらえるような、身軽で笑える物語を、今日からスキップしながら始めてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございます。

よかったら私と繋がってください。
フォロー&コメントも大歓迎です。
私も積極的につながりに行きます🎵
またお会いできますように。

この記事は note にも掲載しています。

  • URLをコピーしました!
目次