一枚の写真から紐解く、昭和という時代の家族像

身軽に生きよう!
いまここ遺品整理の白坂です。

古いお宅の片付けに伺うと、時としてその家の「一番大切にされていた場所」で、今の時代には見かけなくなった光景に出会うことがあります。

今回、遺品整理の現場で私の足を止めたのは、応接間の特等席に飾られていた一枚の大きな額装写真でした。

昭和天皇と、若かりし日の皇室ご一家そこに写っていたのは、昭和天皇と香淳皇后を囲む、若かりし日の上皇陛下(当時の皇太子殿下)や、今では立派になられた敬宮愛子さまのお父様である天皇陛下がまだ幼少期の頃の、穏やかなご一家のお姿です。

今のようにSNSやインターネットがない時代。
皇室の方々のお写真は、新聞や雑誌の付録として大切に配られ、人々はそれを額に入れて「家庭の象徴」として飾っていました。

「ご一家」という憧れの形写真の中では、小さなお子様(現在の天皇陛下や秋篠宮さま、黒田清子さまと思われます)が玩具を手にし、周りの大人たちが優しい眼差しを向けています。

当時の人々にとって、こうした皇室の家族団らんの風景は、自分たちが目指すべき「理想の家族像」そのものだったのかもしれません。

戦後の復興から高度経済成長期へ。
激動の時代を駆け抜けた昭和の人々にとって、壁に飾られたこのお写真は、家の平和を守ってくれるお守りのような存在だったのではないでしょうか。

モノに宿る「敬意」の記憶「昭和の時代は、皇室への想いがこれほどまでに強かったのか……」片付けの現場でこのお写真を前にすると、かつての家主がどれほどの敬意を持って、毎日この額を眺めていたかが伝わってきます。埃を払い、位置を直し、大切にされてきた時間そのものが、この額の重みになっています。「この写真は、昭和天皇がお孫さんたちに囲まれて、おもちゃを手に取りながら微笑まれている、昭和40年代の穏やかなひとときを切り取った一枚です。

昭和天皇が誕生された明治の頃の写真ではなく、戦後を乗り越え、日本が豊かさを実感し始めた時代の空気感がこの額縁の中に閉じ込められていました。」

使われてこそ、ものの人生

たとえ飾られているだけであっても、誰かの目を楽しませ、心を落ち着かせてきたのなら、それは立派に「使われてきた」と言えるでしょう。
この家が刻んできた歴史の1ページに触れ、改めて「モノを整理する」ということは「その人の想いを整理する」ことなのだと感じた、ある日の出来事でした。

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